カウンセラー・コーチ・公認心理師の方へ

相談準備メモの形を、
現場の方と一緒に決めたい。

Tsunagi(つなぎ)は、ChatGPT などの AI に悩みを話してきた人が、その内容を人の専門家に渡せる「相談準備メモ」にまとめる道具です。いまはデモの段階です。何を聞き、どうまとめ、危機のときにどう動くかを、現場の方の声で決めていきたいと考えています。

アンケートは準備中で、まだ回答は受け付けていません。

お願いしたいこと

  1. アンケート(5〜10 分・準備中)

    初めての面接で知りたいこと、事前のメモにあると助かるもの・困るもの、AI でまとめたものへの懸念、同意と個人情報の扱いについて伺います。回答は任意で、名前を書かなくても答えられる形にします。

    項目の下書きを見る

  2. 監修・助言

    質問の作り方、言葉づかい、危機のときの手順を見ていただける方を探しています。関わり方の範囲や条件は、ご相談のうえで決めます。

  3. 将来の「つなぎ先」への登録

    本人が持つメモを、本人の意思で相談先に渡せる一覧(マッチング)を構想しています。始めるときに、登録をお願いできればうれしいです。いまは登録を受け付けていません。アンケートで関心だけを伺います。

いまは謝礼をお渡しできる段階ではありません。日本の幸福度を上げるための取り組みとして、力を貸していただけたらうれしいです。

Tsunagi の線引き

  • 診断、重さの判断、病名の候補は出しません。どの支援を選ぶかを AI が決めることもありません。
  • メモは本人が持ち、本人が渡します。私たちから専門家や医療機関へ送ることはありません。
  • 相談の内容はサーバーに保存せず、記録にも残しません。AI の返事とメモを作るために、本人が同意したあとで、米国の AI 事業者に文章を送ります。
  • 応答するのが AI であることを明示し、18 歳以上の方を想定しています。危機の兆しがあるときは、整理を急がせず、公的な相談窓口を案内します。
  • メモには「通院・主治医」の欄を設けています。主治医がいる方の支援では、公認心理師は主治医の指示を受けることになっているためです(公認心理師法 42 条 2 項)。
  • 「公認心理師」「心理師」の名称を、製品や運営者に使いません。
  • 「AI の同調を抑えられる」とは、測った範囲を超えて言いません。

メモの形

A4 1 枚に収まる程度で、本人の言葉だけから作ります。わからない欄は「(未記入)」のまま残し、推測で埋めません。

  1. いまいちばん相談したいこと
  2. これまでの経緯(出来事と、本人の受け止めを分けて)
  3. これまでに試したこと
  4. 相談先に望むこと
  5. 避けたいこと・苦手なこと
  6. 通院・主治医
  7. 相談の条件(対面・オンライン、時間帯、予算感)
  8. 最初に伝えたいこと
  9. 専門家と一緒に確かめたい問い

死にたい気持ちや自傷などが話に出たときだけ、「安全について伝えておきたいこと」の欄を足します。残すかどうかは本人が渡す前に選べます。「AI の見立て」の欄は作りません。

架空の人物の例(一部)

2. これまでの経緯

  • いつ頃から: 今年の春、部署が変わってから
  • 起きたこと(出来事): 会議で 2 回、発言の途中で上司に話を切り上げられた
  • そのときの受け止め・気持ち(本人の解釈): 「自分は軽く見られている」と感じ、それから会議で話すのが怖くなった

9. 専門家と一緒に確かめたい問い

  • 会議で話すのが怖くなったのは、この出来事だけが理由なのか
  • 以前 AI との会話で「愛着の問題」という言葉が出た。自分に当てはまるのか確かめたい

これは診断ではありません。作成: 本人(AI で整理)

わかっていること、まだわかっていないこと

  • 治療関係(作業同盟)の強さと成果のあいだには、中くらいの関連があることが、295 研究のメタ分析で示されています(r = 0.28)[1]。
  • 担当者が替わったあと、本人から見た関係の評価が一時的に下がり、平均で約 3 回の面接で戻ったという報告があります。症状への影響は見られませんでした[2]。
  • 英国 NICE のうつ病のガイドライン(NG222、推奨 1.16.1)は、サービスに対して、ケアの継続性と情報共有の取り決めを持つことを求めています[3]。
  • AI は人よりも利用者を肯定しやすいという研究があります[4]。Tsunagi は、出来事と受け止めを分けて書き、AI の言葉を事実として扱わない作りにしています。

まだわかっていないこと: 事前のメモが、相談の成果や、担当が替わったときの関係の戻りを良くするかは、確かめられていません。私たちはこれを、専門家の方と一緒に確かめる仮説だと考えています。

  1. Flückiger C, Del Re AC, Wampold BE, Horvath AO. The alliance in adult psychotherapy: A meta-analytic synthesis. Psychotherapy 55(4):316–340, 2018. PDF
  2. Zimmermann D ほか. What happens when the therapist leaves? The impact of therapy transfer on the therapeutic alliance and symptoms. Clin Psychol Psychother 26(1):135–145, 2019.(認知行動療法の外来での観察研究)抄録
  3. NICE. Depression in adults: treatment and management (NG222), 2022. 推奨 1.16.1. nice.org.uk
  4. Cheng ほか. Sycophantic AI decreases prosocial intentions and promotes dependence. Science 391(6792), 2026. doi:10.1126/science.aec8352

ご協力いただく方へのお約束

  • いただいた回答は、Tsunagi の設計のためだけに使います。
  • お名前や所属を、許可なく紹介や宣伝に使いません。
  • 集計した結果は、個人や所属がわからない形にして公開する予定です。
  • 有料サービスの勧誘はしません。
  • ご連絡を止めたいときは、一言お知らせいただければ、すぐに止めます。

つくっている人

桧原 和也(ひばら かずや)です。ふだんは、AI のエージェント開発や業務の自動化を仕事にしています。

心理学は独学で学んでいる途中で、まだ専門家ではありません。この分野が繊細であること、専門家の監修が欠かせないことは、わかっているつもりです。来年からは大学でも学ぶ予定ですが、それを待っていては間に合わないと考え、力を貸してくださる方を探しています。

目指しているのは、日本の幸福度を上げることです。不安をあおったり、劣等感につけこんだりする商売にはしません。いまは広く届けるために事業の形で始めますが、ものさしは売上ではなく、日本の幸福度に置きます。仲間が増えたら、NPO という形も考えています。

監修・助言にご関心のある方は、contact@kazuyahibara.com へご連絡ください(件名に「Tsunagi」とお書きいただけると助かります)。相談者の方の情報は送らないでください。

いま、つらいときは

いま、あなたの安全がいちばん大切です。つらさが強いときは、整理はあとで大丈夫です。下の窓口に話してみてください。

命に危険がある・今すぐ自分を傷つけてしまいそうなときは、119(救急)か 110(警察)へ。

番号と受付時間は、2026-11-03 に各窓口の公式ページで確かめたものです。受付時間は変わることがあるため、最新は各公式ページでご確認ください。